トラウマ

私がまだ、小学校高学年か中学一年くらいの時。

近所の歯医者さんに、母親と妹と行きました。

かなり混んでいたので、待合室でボーっと大人しく待っていました。。。


すると、母親が、隣に座っていた、赤ちゃんを見て

よく子供好きのおばさんがやる様に、ばぁ!と

あやし始めたのです。。。


え???

お母さん何それ?

まるで子供が好きな人がするみたいなことして・・・

と、本気で心の中で驚きました。

思わず

「お母さんって、小さい子好きなの!?」

って、確認するかのように、聞いてました。

すると、母親は照れたように何も言わず

代わりに妹が

「そうだよ。お母さん子供すごく好きなんだよ!」

と、平然と言ってくれました。


????

!!!!

だって、私たちのこと、そんなに可愛がらなかったじゃん。。。

私は、ずっと、それは、母親が子供嫌いだからだと思い込んでいたのです。


ただただ、衝撃的でした。。。

悲しい事に、今でも鮮明に覚えています。


母親は母親の言い分や、理由があるのでしょうが

私には、残念ながら、その愛情が伝わってきませんでした。。。


その時、その赤ちゃんに負けた・・・という気持ちになりました。。。

子どもの考えですね。


以来、赤ちゃんや子どもは苦手でした。

だから、自分が子どもを産むことはないと思っていました。


結婚して、6年目に、ハルが産まれてきてくれました!


神様が私にくれた宝物です。


変わった家庭環境で育ったことも、パニックになる要因です。

生まれ育った環境が一般的ではないと認識することは容易ではありません。

なにしろ、産まれたときから、それが当たり前なのですから。。。


たとえ、認識できても、それまでの考え方を変えたり

その環境から脱出することは、簡単ではありません。


私は、大学入学から一人暮らしをし、それからの5年をかけてゆっくりと、

一般的な、健全な、自由な、人として当たり前の考え方を学ぶことが出来ました。

不思議な事に、だんだんと自分の意志を持て始めた

大学3年生以前の細かい記憶が、ほとんどないのです。。。


わかっていても、その生活から抜け出せない、という人はたくさんいると思います。

私は、とても幸運だったと思います。


今も近くにそういう人がいるのですが、私が助けてあげる事はできないのです。

みじめな姿をさらけ出して、泣いて叫んで苦しんで・・・

自分で自分を助けてあげることしかできないのです。。。

それでも、最後までその人の傍にいてくれた人が、本当のその人の家族だと思います。


頑張りましょう。

今日は、2012年7月17日。

訳あって、一年前にUPします。


chica



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2011年07月17日 Posted bychica at 00:00 │Comments(0)パニック

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